江戸時代にサイはいたの?わからずにモヤモヤ中③
前エントリーまで
- サントリー美術館で開催中の展覧会の紹介サイトに、「サイ」の絵が載っていて、江戸時代にサイがいたのか?とふと疑問思って、ちょっとだけ調べてみたというエントリー。
- 江戸時代にオランダ商館長を通じて二冊の本が献上された。一冊はヤン・ヨンストン『禽獣魚介蟲図譜』、もう一冊はゲスナーの『動物誌』だ。『禽獣魚介蟲図譜』の方にサイの絵が載っている。作者はデューラー。この絵を日本の本草家・坂本浩然(さかもとこうねん)が模写したのだろうという推測。
デューラーってどんな人
wiki情報だとこんな感じ
アルブレヒト・デューラー(ドイツ語: Albrecht Dürer, 1471年5月21日 - 1528年4月6日)は、ドイツのルネサンス期の画家、版画家、数学者。同名の父・アルブレヒトは、ハンガリーからニュルンベルクに移住してきた金銀細工師。
こんな作品も書いている。
『メランコリア I』、1514年
デューラーのサイの絵
同じページに探していた「サイの絵」に関する記述があった。
デューラーの木版画作品「犀」はリスボン港でのサイの評判を現地にいた友人から伝え聞いた情報によって描かれたもので、デューラー自身はサイを目にしていない。そのため、背中に本来存在しない「2本目の角」があるなど、実際の犀とは異なる。このサイ自体はリスボンから教皇庁へ向かう際に嵐に出会い、海の藻屑と消えてしまったが、デューラーの想像によって描かれた「犀」はオランダの動物学者ヨンストンが手がけた「動物図鑑」(1660年)に登場し、当時江戸時代の日本にもその絵がたどり着いている。このデューラーの「犀の絵柄」は非常に有名になり、1741年にオランダ人のヴァン・デル・メールがインド犀「クララ」をヨーロッパに持ち込んで20年近くヨーロッパ各地を巡業し、「実際の犀の姿」が広く知られるまでの間、様々な媒体に繰り返し描かれ続けた。
やっぱり実際には見ていなかったんだ。日本に辿り着いたことまで書いてある。Wikipediaすごいな。後半に書いてあるインドサイ「クララ」がヨーロッパ各地巡業については、この参考文献が紹介されていた。
Amazonで確認するとお手頃な古本もある…興味深い…ポチってしまった(笑)まったく知らなかったけど、この絵はとても有名らしく、しっかりwikiに項目が立っていた。
犀 (木版画) - Wikipedia
続きはは本が届いて読んでから更新してみよう。調べてみればいろいろ出てくるもんだ。